空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

私は私のさびしさを愛し、あなたのさびしさを想う

人生とは基本的に寂しさを内包していると詩人の谷川俊太郎さんがどこかでおしゃってらしたが、まったくもってその通りだと思います。



私は一人でふらふら出かけて、一人で食べて、基本一人で楽しく暮らしているのですが、よく「でも寂しくない?」と聞かれます。
そう聞くヒトは寂しいことがイヤなことで、自分の外にあって片づけることのできるものだと思っているのでしょうね。



私は全然違います。
誰と一緒にいても、孤独は決して無くなることないもん。見えにくくなる時はあっても。
寂しい心持ち、孤独で目眩がするような心持ち、全部私だし、そういう感情も全て好きだなと思います。


一人でいる時に感じるさびしさも、誰かと一緒にいるときに感じるさびしさも、どっちも私は好きです。
人生って味わい深いなと思います。
さびしさは自分の一部なんだからどんなに頑張ってもなくすことはできないのに、無くそうとして足掻いている人々のなんと多いことか。




身の内のさびしさをじっと見据えていると、生きる意味がクリアになってくるような気がします。
自分のさびしさを愛すべし。







手に乗せて慈しみたる寂しさの心は常にひたりと鎮む