空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

健脚は健脳

仕事柄、常時勉強を余儀なくされている空猫でありますが、元々要点を押さえて勉強できるタイプではないし、記憶力は年々衰えるようだし、それでも「頭良くしたい〜!!!キーッ!」と足掻いています。


頭ね、悪くはないと思うんですよ?複数の事柄をミス無く並行して行ったり出来るし。独創性もわりとある。

だけどなんか、あくまで自己評価ですけど『頭脳明晰』ってタイプではないと思います。
でももっと頭良くなりたいんじゃ〜!!!

それで、巷で流布されている頭脳が活性化するようなことは今まで色々試してみたんですが、どうもパッとしませんでした。



ジョギングを本格的に始めたのは、ダイエットに心肺機能強化、フルマラソンやトレイルや欲を言えばウルトラを趣味に加えたかったとかいくつも理由がありますが、「脳力」を違う方向から活性化できないか?というのもありました。

確かに運動嫌いの幼少期思春期を過ごし、青年期では多少泳いだりしていましたが、スポーツウーマンのイメージは私にはなかったと思います。
そういう意味では、唯一(?)試みられていなかったアプローチ。。。

そもそも、若い頃の私の中にはスポーツマンに対する偏見がありまして、、、今は全然違いますよ。大人になってから運動を考えると、座学とは異なるポジティブな刺激を脳に与えうることは良く理解できます。
運動科学やスポーツ心理学も随分進歩しましたしね。人間をトータルに鍛えるのに運動は非常に有効だと思っています。



それでね、ホントに走ることで肉体だけでなく精神や頭脳も変化するの〜?と半信半疑ながら走ってきたわけです。



今、数キロとか、時間にして一時間とか走ることは走り始めた当初の「すっごく苦しい」というのから比べると驚く程負担の少ない作業になりましたが、それでも歩いているのとは違います。
常にフォームを気にし、車に注意しつつ、音楽に乗って流れる景色や風の冷たさを愉しむことは思考を単純にしてくれますし、不思議とネガティブなことは考えません。というか考えようとしても、火照る身体に当たる風が気持ちよすぎて、両足がリズミカルに動いて坂をぐんぐんと下るのが楽しすぎて、単純かつ強い喜びに心が支配されてしまい、チラリとも考えられません。

生理的な快感とネガティブ思考は両立しにくいんですね。


そうこうしているうちに、走っていない時でもその精神状態がキープされるようになってきました。意識はしてないですよ。
走ることは爽快すぎて、走り終えた途端に走っている時のことを忘れてしまうような軽さがあるんです。


それで、さらにそうこうしているうちに、仕事の質が変わってきたようです。
エッヂが効いてきたと言いますか、、、、。
何がどう変わったというのはよく分からないのですが、今、徒歩やランで帰宅するために(安全性を考慮して)結構早く帰ってますのでラボでの滞在時間は2-3時間のレベルで減っているのですが、仕事の進みが早いのです。
急いでいるわけではなく、むしろ自分の感覚はゆったりしているのですが、気が付いてみると思った以上に進んでいるし、質的向上も見られます。。。。
これは一体何なんでしょうか?



さらなる変化を観察していきたいと思います。