空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

普通の人が一番怖い

歩いて通勤する時に幹線道路の脇道を通るのですが、そこで激しい車の流れに向かって何やら叫んでいる男性がいます。
私は最初はちょっと怖かったのですが、その人は通行人(滅多にいない)には特に関心はなく車道に向かって大声を張り上げているだけです。車道に向かって、とはいってもその人が叫んでいるのは主に高架になっているところからなので、下を通る車の流れに向かって、なわけで運転手もとくに迷惑していないと思います。叫んでいる内容はよく分かりませんが「ばかやろうとか「わー!」とかそんな感じです。

今日、時々徒歩通勤をしてくる同じラボのヒトと会った時に「空猫さん、あそこ何かヘンな人いません?」と聞かれたので「あー叫んでる人でしょ?でも歩行者には何もしないから」と答えたら、そのヒト、気持ち悪いから警察に言ったって言うんですよ。
なんか、
日本こっえぇなぁーーーって思いました。

追いかけられたとかならまだしも。叫んでいる人に対しては私は、毎日叫びたいようなことがあるんだろうなー、辛いんだろうなーくらいにしか思っていなかったわけです。だってわざわざ人通りの極端に少ない場所、さらに声のかき消されるような場所に来て叫んでいるんですよ。
通報したという彼女は、通報した直後は警察も回ってくれていたみたいだけど、具体的には何もしてくれなくて、またその人が叫んでいるのを見た、とか言って怖がったり怒ったり(警察に対して)いたのですが、私に言わせれば「アンタの方がよっぽど怖い」です。