空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

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この自伝がすごい/よく生きるためのリベラルアーツ書10冊 読書猿Classic: between / beyond readers

レヴィ・ストロースは、自身の旅のはじまりについて、哲学を捨てやがて民族学へ赴く(これもまた一つの旅だ)ことになった理由のひとつを自分の資質に求めて言う。

一定の土地をじょうずに耕作しておき、年ごとにそこから収穫を得るような資質が私には欠けていた。私の知性は新石器時代の人間の知性なのである。インディアンが耕地にするために草原を焼く火のように、私の知性は、ときに未墾の土地を焼くのである。それは、土壌を肥沃にし、そこから大急ぎでなにがしかのとりいれをするのにはおそらく役立つであろう。そしてその後に、荒廃した土地を残すのである。

こうしたヒトは旅を続けるほかない。


そうなんだよね。
良く分かっている、よ。。。