空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

連敗記録

夏の終わりが締め切りの公募が二つあって、先に締め切った方が第二希望、それから二週間後に締め切りがあった方が第一希望だったのですが、第一希望の方はあっさりダメでした(三週間ちょっとで結果出ました)。

意外にショックは小さく。というのも、公募の書類を書いているうちに(書くのは締め切りにあわせて第二希望から)、第二希望が決まってもそれはそれで結構嬉しいんじゃない?という気持ちに変わっていったこともあると思います。


もう一つの方は全然音沙汰無し。
箸にも棒にも引っかからなければ、第一希望のところみたいにわりとすぐに落選通知が来ると思うのですが、楽観視は禁物です。
相当期間(二ヶ月とか)引っ張られたあげくに、公募そのものが撤回になって落とされたという苦い経験有り。今だって第二希望の大学は閉め切りから一ヶ月以上経過しているんですよね。。。。
ダメならダメで次の準備もあるので早く結果を知らせていただきたいところなのですがね(そう言う意味で、今回落とされた大学には好印象)。
でも、もう期待は捨てて別のところの書類の準備に取りかかりました。



先日、友人と飲んだ際に、これまで落ちた公募を数え上げていたら暗くなってしまいましたが、落とされるってなかなか厳しいことです。
科研費も取るまでには何度も落ちたので、公募もそろそろ日の目を見て欲しいところですが、相手のニーズと私の能力が合致していないとどうしようもないのでこればかりは。しかも、まだまだ自分のところの大学院生をそのまま教員にしてしまう教授が少なくないんですよね−。それじゃあ私みたいに武者修行するぞ、と全く無関係なところに出た人間はホント不利。
海外に行けばと言う人もいるけど、私だってネコズがいなければ出ていたワイ。人それぞれ抱えている事情はあるんだから「優秀なら海外に出よ」などと簡単に言うなよ、です。

ネコズを預けて移動という選択肢は私の中ではあり得ないので、まー宝くじが当たれば(移動と生活にかけられる金額が無制限になれば)頑張る、くらいの感じです。命に対しての無責任は、獣医としてもあり得ないです。



話を戻しますが、友人との会話で連敗を数え上げて暗くなっていた私に友人がかけてくれた言葉は
「正直それでも諦めずに出すところがすごいし、それって才能だと思う」

同じような評価は研究費を取った時にも別のちょっと偉い人からも言われたのですが、有り難いですよねぇ、こういう評価をしてくれる人は。。。慰めなのかも知れないですけど。

でも、、、諦めたら「ぜーーーーーったい」にその先に行けませんものね。私だって落とされて傷ついているんですよ 笑。
拒絶の言葉なんか見たくないわけですけれど、、、。

でも、諦めてトライそのものを放棄する人が多いんですって。
分かるような、分からないような。
ま、ネットにも「やらない言い訳」「進まない言い訳」をぐだぐだ並べて、同じところにとどまっている人は確かにたくさんいますね。

でも、意識はとどまっていられても、自分や親の肉体なんかは絶対に同じところに留まっていないですから。そう思ったらやっぱり、転んでも転んでも、傷ついてもプライドをずたずたにされても、泣きながらでも何かしら進もうとしないと、それは生きるって事にならないのではないかなと思います。
まぁそのうち、何か拓ける時も来るでしょう。。。。。。