空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

自宅就業十四日目 (2020.5.1)

5月じゃないですか!

植物もイキイキしてくるし、洗濯物もすぐ乾くし、私の花粉症(ヒノキがメイン)もようやく治まってきて楽しい毎日です。


・・・今、楽しいなんて言ったらダメじゃん!最前線で戦ってくれている人もいるのに!!って思った人いますか?

このブログ読んでいる人にはいないか。。。
でも、世間にはそういうことすぐいう人っていますね(ホリエモンに噛みつくのはそういう人たち)。
まぁ頑張ってくれている人には感謝だし、お疲れさまですと言いたいですが、彼らもプロなので。平和な日本ですが、ある程度は医療とはなんぞやを覚悟してその道に進んでいるわけで、存在意義をかみしめつつ日々を過ごしている人も多いと思います。
(私だって、人獣共通感染症のやばい奴が流行して、ヒトだけで無く動物も同時に治療していかないと、となったらおそらく最前線に行く。でもだからといって、自分が頑張っているんだから他の人が楽しんだらダメとか思わない)
何でもかんでも「一丸となって」との意識になりやすいので「欲しがりません勝つまでは」みたいなことになるのだと思う。




とはいえ!
これはどうなの?


私でさえ今年は潮干がりを中止しましたがっ
せっかくダーリンと行く予定を立てていても!です。

今日だけ
って、アンタ。。。。
「今日だけ」のヒトが入れ替わり立ち替わり毎日来るのでしょうねえ。


今年は潮干狩りなくなるだろうから、来年はアサリ豊漁☆とほくほくしていたアタクシの夢は儚く散りました。

結局、、、、繰り返される結論ですが、、、、、人間はおおよそクズ





自宅就業になってから、夜はお気に入りのコーナーで映画とかドラマを観ています。

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居心地が良すぎて別の場所に行きたくない、ヒトもネコも



今夜はとても好きな映画であるニーチェの馬を5年ぶりくらいで観ました。

ニーチェの馬 (字幕版)

ニーチェの馬 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


最初は映画館で観たのですが、再視聴したくともなかなかamazonprimeに出てこないので、購入してしまいました。
ま、これは何度も観るからいいか。

どうも私はこういった、生きるのにぎりぎりな日々を諦めや少しの怒りはあれど、どこか悟りきった境地で淡々と繰り返すという話がすごく好きなようです。
昔っからイワン・デニーソヴィチの一日とか好きだものね。

百年の孤独も少し毛色は違うけど、ひたすら繰り返される話。
やはり定期的に読みたくなり、本棚から出します。




ニーチェの馬は夜ぼけっとアルコール片手に観るのはとても良いです。
でも楽しい話でも無ければドラマチックでも無い、好き嫌いが分かれる上に好きな人は少数だと思うので、オススメはしません。

逆に、この映画が好きな人とは魂が通じ合える気がする。。。

モノトーンの画面の中を農夫の親子が言葉少なに動き、疲れ果てた農耕馬がひたすら哀しく、彼らを見つめながらごうごうと吹きすさぶ風の音を聴いていると自分のちっぽけな人生も風に吹き散らかされあっという間に消えていくようです。。。。