空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

映画 [小川の辺]

レディースデイだったので観てきました。


ストーリーがどうのこうのと言うより風景の美しさに涙がこぼれてしまいました。

「日本ってとっても美しい国なんだなぁ」って。
こんな時期だからなおのこと。


どの国でも固有の美しさがあると思うけど、やはり人間形成に関わっているので思い入れひとしおなんでしょうか。
この美しい国土を私たちは汚してしまった。それは何という悲しく重いことであったか、、、と映画とは全然違う想いで胸がいっぱいになりました。
経済的に強くなくても美しい国土があり、それを守りたいと思う人々がたくさん暮らす国、日本はそういう国でも良いんじゃないかな−。自販機がどこにでもあって、どんな国のレストランでも見つけられる国よりも美味しい水と野山の緑が溢れている国が私は好きです。誇りが持てるような気がします。



内容ですが、普通に面白かったです。んー 藤沢周平だし、、、淡々としてますよね。かつて大事にされてきた価値観とか義とか礼節などなど確かに捨ててくるべきではなかったものがたくさんあるのだと思います。
まぁでも後悔ばかりしても、懐かしがってばかりいても何も産まれないわけで、これから個人として日本人としてどういう風に生きていくのか?を考えることが重要ですね。
その中で、取り戻していくものもあるんでしょう。


ヒガシ、、、。格好良かったけどすっかりおじさんになったなーと^^ ヒガシがおじさんになると言うことは私はおばさんですね。仕方ないですが。
菊地凛子は美人じゃないし、華もないと思うけど、存在感はある。なんか、見ているうちに「すごくかわいいのかも?」という気持ちになってくる不思議な女優です。今回も「和装が似合わない」と思ったのに、見ているうちに「時代劇合うんじゃない?」と思っちゃいました。
ハリウッドでのチャンスを単発に終わらせず(菊地凛子より美人で人気もあるのに単発に終わらせた女優さんが何人もいますね−)、根性あるんだと思います。そういうところが好きです(自分も根性だけでやってますのでw)。
個人的には、菊地凛子演じる「たづ」の子供時代を演じた子役が育ったら本当に菊地凛子になりそうなくらい似ていてウケてしまいました。


近所のシネコンで朝8時過ぎから上演で、仕方ないので午前半休にして観に行きましたが、午前中に観るのにふさわしく清々しい映画でありました。