空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

ちょい追記

昨日の「諦めること、、、」について誤解があるといけないので少し追記しときます。



医学系研究家で学位取ればラクなのに、と書いたのは、件の彼女が現在某大学の医学系研究科連携施設になっている研究所で仕事していることや、彼女の年齢がのんびりしていられないレベルであることが関係しています。
また、彼女自身の気持ちは全く別のようですが、彼女を気に入っている上司がテクニシャンとしてではなく、研究者として自分の右腕になってくれたらなー、、と、望んでいるので、研究者として(テーマの好き嫌いはともかく)生き残りやすい状況が提示されているなら、学位なんかとりやすい方法でさくっと取れば?どうせ今の研究も医学研究なんだから、とこういった理由があります。


普通に大学を出て院に進学するならば、取りやすさを一番に持ってきてはいけません。そもそも、そういう気持ちを若い頃から持っている場合、大抵は研究に向きません。まれに、効率を優先するのは自分の世界を一気に展開できるからで、一秒でも早くその状態まで持って行きたい!という確信を持った大天才がいますが(知ってるけど)例外です。



時間のある、若い人は分野や効率を考えず、自分の一番やりたいことを指向した方がいいです。有名な先生の所だから行くというのは、これはまぁいいでしょう。中でも競争が激しいので結果的に鍛えられる場合が多いですからね。

研究って愛情に支えられているところも大きいですから。苦労していそうだけど研究内容を変えずに取り組んでいる研究者って、何だかんだ言っても流されないしデータに対しても誠実です。自分にとって愛着のあることで不正はしづらいですもの。


そういう意味でね、効率を優先したくないと物理系の大学院に行った彼女を私は応援していたんですが、、、、
私が時々「論文書いてるの?書いた方が良いよ(逃げちゃだめだよ)」と言うので、疎ましがられてますわ^^; ははは