空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

その先に道はあるか

もう一つの公募にも落ちました。
まーもう覚悟していたので(あと慣れたので)知恵熱が出るようなことはありませんし、NK細胞活性が落ちて(ストレスの影響を受ける)具合が悪くなることもありません。

ショックと言うより腹立たしいような気もしますが、最近、今更ながら本腰を入れて研究のまとめに取りかかっているので、そちらの方が自分中での優先順位が高くなっているらしく、むなしさもそこそこで平常状態をキープできています。


ほぼデータがそろってとにかく英語と格闘して書き上げるだけの論文が一本。
長年納得のいく論理展開が出来ずに引っ張ってきていたテーマで、これだ!という結論を思いついて、書こうとしているのが一本。
あと2,3の実験をして、狙い通りのデータが出たらあまり突っ込まずにまとめてしまいたいものが一つと、年度内に三本、少なくとも投稿だけはしてしまおうと考えているので、就職活動はもちろん継続しますが、片手間でいいかという感じになっています。



先日も書きましたが、自分はアンハッピーな方が物事に集中するらしく、仕事も崖っぷち、家族とも断絶(ちょいと断絶中なのです)という逃げ場のない感じが、やっと危機感を発動させているのでしょうか。

研究者に少なくないような気がしますが(私の知り合いだけ?)、家庭が全然うまくいっていないお偉い先生で、余計なことを考えるエネルギーを残すまいと仕事に邁進して、家では完全無気力状態みたいな人がおられますが、似た感じでしょうか。
私の場合は一人暮らしだし、家では無気力ではないですが。



理由はどうであれ、やってきた研究をとりあえず仕上げるのだ、まとめるのだという気持ちが閾値を超えたのは良いことなんでしょう(普通の人より物事を引っ張りがちなタイプなので)。
論文は春までに三本出せたら上出来です。それで突破口が開けなければもう私にはお手上げです。打つ手無し。
でも、同じ研究所の他部門の研究員さんで仲良くしていただいている人に言わせると、絶対に一番良かったと思われる場所に落ち着くから大丈夫!なんだそうです。

それが本当かどうかは分かりませんが、そういうことを言ってくれる人が周りにいるって事は、自分もまぁそんなに悪い状況ではないのかな、と思ったりしました。