空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

切ない愛の物語

一時期結構な話題になり、今年の1月に連ドラ化もされた作品

夫のちんぽが入らない - Wikipedia


当時は扱った記事だけを読んで、そのものは読みませんでした。

それが本当ならば、想像を絶する苦しみがそこにはあると思ったし、小説ならいざ知らず実話となれば生々しくて正面から受け止められないと思えたからです。


しかしドラマ化を知り、そのことについて検索した際にコミカライズされていることも知り、コミックスなら読めるかもと感じました。


https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%AB%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%82%93%E3%81%BD%E3%81%8C%E5%85%A5%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%85%A85%E5%B7%BB%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%81%93%E3%81%A0%E3%81%BE-%E3%82%B4%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%A6%E3%82%AD%E3%82%B3/dp/B08CT7SLZBwww.amazon.co.jp


初っ端から切ない。

心の相性は良いのに、体の相性が最悪。

そういうことも、きっとあるでしょう。
いやある!

というのも、私自身似たような経験を持っているから、とてもリアルだと思いました。

私の場合は、20代の後半に4年ほど同棲した相手とでした。
入らないとまではいかないのですが、ほぼ毎回裂けてしまう。

それがやはりとても痛いので、相手も段々と「痛がっているのを無理してまで出来ない」となりレスとなり、私たちの場合はそこから段々と心の距離も開いてしまい別れました。

けど、そこに至るまで、お互い協力して頑張った期間も2年近くありました。

ただそんなことは今の今まですっかり忘れていましたが。


心も離れて関係を解消したので、今に至る悩みや苦しみにまではならずに済んだのでしょう。



原作者のこだまさんご夫婦は、お互いが唯一無二、特に夫の方がより強くそのように感じている印象を受けました。
そのような心の結びつきが垣間見えるからこそ、心の身体の両方で結びつきを感じることができないのは一層切なく悲しい。


身体なんて、と思うなかれ。
身体は大切です。
身体を蔑ろにしていると、必ず心(精神)を裏切ります。攻撃すると言っても良いかも知れません。


それはパートナー以外との性行為であったり、病気であったりします。


だから、心身での繋がりが必要な場合において、どちらか片方だけで関係を繋いでいくってとても苦しくて困難な生き方を選んでいると思います。




ご存知の人も多いかと思いますが、私は基本的にはニンゲンが嫌いです。
くだらない生き物で、積極的に地球の害になる生物。


だけど、どうにもならない問題(例えば肉体の問題や、生まれ育った環境に起因することなど)を、なんとか乗り越えて、大切なものを守る、ということは人間にしか出来ないことのように思います。
全ての人間が同じようにできるわけではないし、やっているわけではない。むしろ大半は諦めたり、誤魔化したりしているのでしょう。


しかし、偉人でもなんでもない普通の人々の中に、足掻きながら進む事をやめない姿を見るとき、人間はまだ消えなくても良い存在なのかも、と感じます。



苦しんでいても明日を見ようとする全ての人間に幸あれ