空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

心の動きには一定の法則がある

news.livedoor.com


先日↑↑↑というニュース記事を読んだ。
きちんと取材して書いた記事ではないのかも?と思うところもあるだけど、これを読んで思ったことがあるのでそれを書きます。


絶望したときの人の心の動きは段階的。
対象によって心の変遷は異なるようですが、以下に有名な2つのモデルを紹介します。

medical-term.nurse-senka.jp
agingliteracy.lyxis.com


詳細は異なるのですが、どちらもまず「現実の否認・否定」があり、その後「一層の否認」や「怒り」と続き、色々あって最後は「容認」「受容」となります。


若い人たちはいつの時代も大人とは違うストレスにさらされていると思います。
各個人は独立していて悩みもまちまちのはずですが、若い人たちのストレスがムーブメントとなって文化を形作ると言うことが確実にあると思います(こんなことはプロに言わせれば自明のことで既に研究されていることなのかも知れないけど)。
それが何十年か前だと「尾崎豊」だったり、今だと「Ado」とか「米津玄師」だったりするのかなと。
(もっと例を挙げられれば良いのだけど、私の音楽の趣味が偏っているのでメジャーどころをよく知らないw)

Adoの「うっせぇわ」なんて、私は大嫌いだけど、「若い人怒ってるなぁと」感じたもんね。
ja.wikipedia.org


だけど、ずっと怒っていたり文句を言うだけの状態には意外と人は耐えられない。
個人的には「身喰い」と呼んでいるのだけど(造語です)、呪詛を言い続けるのって自分もとても消耗してしまうから、多くの人は本能的に命の危機を感じ取るのではないかと思う。
そして、心を回復させる方向にシフトしていく。


そうなると、「うるさい」「分かってくれない」「無駄」「くだらない」というワードから自然と距離を置きたくなるんじゃないのかな。

世間は分かってくれなくて自分は損をしていると文句言っているよりも、難しい世界だけど良いところもある、新しいものは作っていける、幸せだって見つけられる、そんな言葉を聞きたくなる。
そう、藤井風を聴きたくなる 笑
(ほんとねー例が貧困で申し訳ありませんね。皆さん自分の知っている前向きな歌と置き換えて読んでね。個人的に最近何を聴いているかと言えば、数年ぶりにEGO-WRAPPIN'だよ~ 大人だからね 笑)



そんなわけで、米津玄師が飽きられるのは結構自然な流れなのでは、てなことを考えました。

ちなみに、先に挙げたモデルの最終段階の先には「希望」があると個人的には考えております。