空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

アートARTあーと

先日、休暇を取り東京へ行きました。

目的は美術展3つと映画2本をハシゴするためです。
東京か、せめて千葉か神奈川(いずれも東京通勤圏内エリアに限る。埼玉を加えても良い)に住んでいたらこのような暴挙は行わないのですが、今のところだと都心に出るにはお金も時間もかかるため致し方ありません。

ちなみに朝6時過ぎに出発し、帰宅は22時過ぎました。
へとへと


スケジュールは以下です。
フィンユールとデンマークの椅子展東京都美術館(上野)→ゲルハルト・リヒター東京国立近代美術館(竹橋)→イッタラBunkamuraミュージアム(渋谷)→映画「LOVE LIFE」Bunkamuraル・シネマ(渋谷)→映画「新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり」Bunkamuraル・シネマ(渋谷)

リヒター展以降はチケット予約にて入る時間が決められていますので、厳密なタイムスケジュールの元で行動しなくてはなりません。

私はエネルギッシュで欲も深いので、こうやって予定を詰め込んで行動することが時々あります。
当然、価値観的にまた体力的に付いてこられない人も少なくないので、このような場合は単独行動に限ります。

お茶する時間もありませんので、ポットに入れてきたコーヒーを飲みつつ移動しました。
ついでに交通費と鑑賞代金でかなり遣っていますので、簡単なお弁当持参でケチケチです(イッタラ展の前に東急の屋上で楽しく食べました)。
でもいいんです。
メインはオシャレランチじゃなくて脳と心を刺激する美しいものたちですから!


では行ってみよう!

素晴らしい椅子達が続々(撮影可能エリアです)
まだまだあります。こちらはフィン・ユールによるデザインの椅子たち。
実際座れるコーナーもある!!(全部に座りました)
私が一番気に入った椅子
フィン・ユール邸

写真はまだまだあります(椅子単体でなど)が、載せきれないのでこの辺で。


リヒター展は完全写真撮影OKだったのですが、私は写真を撮るほどではないなと思ったので無し。
でも展示は良かったですよ。

イッタラを代表するデザイナー オイバ・トイッカのこれまた代表的な作品群バード・シリーズ

オイバ・トイッカさんは2019年に亡くなってしまいました。
彼の死後、バード(やキューブ)の作製はご家族に引き継がれているらしいですが、やはりオイバ・トイッカあってのバードでありキューブだと思います。
実際、昔のサイン入りバードはこのところ高騰しているらしいです(元々安くは無いけど)。

イッタラ展では歴史的な資料もたくさんあり、北欧テーブルウェアの変遷がよく分かりました。
なかなか良い展示だと思います。

映画
www.lovelife-movie.com
監督が矢野顕子の曲「LOVE LIFE」にインスパイアされて撮ったという作品。
思っていたのとちょっと違ったし、解釈が難しいと感じて、数日考えてしまった。
でも多分、人生は理不尽なことの連続だけど大切な存在を亡くすことに比べたらずっといい、っていうのがテーマかな、と。

www.bunkamura.co.jp
こちら文句なく素敵です。
動くアート。
一日歩き回り、たくさん刺激を受けて心身共に疲れた上に美しい映像を見せられて、すっかり心地よくなり、四分の一くらい寝ちゃいました 笑


東京に住んでいた頃は、展覧会ももっと足繁く通っていましたが、今はこれぞというものだけになってしまいました。
でも「解析しなきゃならない」データから離れて、感じることだけに集中できた一日はとても充実していました。
満足満足