空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

蹴られたい

大抵のおうちは同じかと思いますが、冬になるとニンゲンの寝床に潜り込んでくるネコ。

我が家のネコズも例外ではありません。
雄ネコのテオは私の右側に潜り込み、私の腕を枕に眠ります。
右側はこれまでミトという別のネコの定位置で、テオは左側に陣取っていたのですが、ミトが昨年春に亡くなって、そうしたら不思議とこの冬はテオが右側に来ました。
ミトが生きていた頃は右側を巡って取り合うことも無く、テオは自ら左側に潜り込んでいたので、そっちが居心地良いのかと思っていたのですが、どういうことなのか?
単に年上に譲っていただけなのかも知れません(テオはそういう性格)。

テオは典型的な短毛ネコで、アンダーコートも標準的な量なので、どちらかと言えば温帯から南方系がルーツではないかと思います。
なので、寒いのはあまり好きでは無いらしく、夜私と一緒に布団に入ると私が起床するまで出ません。


一方、七味は北方系がルーツでは無いだろうかと推察される被毛。
アンダーコートの量が多く、押すとモフモフとした弾力が感じられます。

冬はもちろん暖かいところが好きですが、テオと比べると寒いのも平気なようで、寒風吹きすさぶベランダに出て結構長い間遊んでいたりします。
眠るときも最初から布団に入ることはせず、まずは私の胸の上(重い)か脇に陣取って眠り、明け方近く冷え込みがきつくなってくると潜り込んできます。


テオはニンゲンが添い寝をするように頭だけを布団の外に出し、私の腕にちょこんと乗せて眠るのですが、七味は布団や毛布に潜り込むのが好きです。
でも、そもそもがどちらかと言えば暑がりなネコなので、一時間も布団に潜っていると暖まりすぎるらしく、外に出てきてまた私の脇で眠ることも多いです。

この時、目覚めかけの私が半分無意識に手を伸ばして七味の頭や身体を撫でることがあります。
少しの間はゴロゴロ言いながらされるがままになっているのですが、七味も眠いからか長く撫でているといきなり癇癪を起こし反撃されます。
嫌ならベッドから降りて物理的に私から離れれば良いのではと思いますが、そうはしないんですねーなぜか。

やおら私の腕をがっちり抱え、噛みつきながら本気のネコキックを20回ほど浴びせられます。
相当痛いですwww
今朝もパジャマの上からやられました。

フランネルのパジャマの下にもう一枚着ていたのに傷になっています


痛いし、傷になるのは困るのですが、怖いとか腹が立つとかは全くありません。
むしろちょっと嬉しい。

ネコって本当に嫌いな人には近づかない(見えないところで嫌がらせをしたりはする)。
抗議するのは嫌なの分かってよとコミュニケーションを取りたいし、伝わる相手と思うからこそなんですよね。

あと多分、結構激しい反応なのはこのくらいやっても怒られないもんねと見透かされているのかも?もちろん性格もあると思いますけど。

ネコは小さな猛獣と言われることもあり、リミッターが外れればものすごい力を出します。まぁこれは動物全般に言えることですかね。
動物の本気の力を目にすることはなかなか無いかも知れませんが、雄ネコに大人の男性が手の骨をかみ砕かれたという事故からもなんとなく理解できると思います。


うちの七味ちゃんも本気を出せば私の腕に穴を開けるくらい簡単だと思いますが、どんなにがっつり噛みついていても皮膚を破ってことはありません。
ものすごく痛いけど、加減していることも分かるので、気持ちをぶつけたり甘えたりしているってことなんだろうと嬉しく感じるのですね。
同じような気持ちを持つネコ飼いさんは案外多いのでは無いでしょうか?


ところで、私が一番最初に一緒に暮らしたネコ、さつきは怒り(私が原因では無い)で我を忘れ、私の手首に噛みついたことがあります。
犬歯が骨まで到達しました^^;

噛んだ瞬間にお母さん噛んじゃった!とハッとなりその後しばらく落ち込んでいました。
このコは普段は私に何をされても爪を立てたり噛んだりしないネコだったので(私を呼ぶときも前足の爪は出さない。他のネコ達にはかなりきつくあたっていた)、傷つけた相手が私だったのがすごくショックだったようです。
面白いですね。

しつこいのは嫌いっていつも言ってるじゃニャイ!!!