空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

檸檬の季節

檸檬と言えば丸善です。

昔の表紙が良かったな。



皆さんはレモンどのようにして使いますか?

私はレモン大好き(柑橘類の中では文旦に次いで好き)。果汁だけでなくて皮も白いところも可能な限り余すところなく使いたい。

果汁の酸味はもちろんのこと、皮の苦味も好きなのです。



そうなるとマーマレードが定番ですが、パンをほとんど食べなくなってからはジャム類ってもう全然消費しないわけで、たまに作っても余らす一方です。
じゃあ果汁は搾っておき、皮は砂糖漬け?

この案はアリ。自分で作る砂糖漬けは美味しいです。
でも時間がかかるし砂糖の摂取量も気になるところ。


皮ごとスライスしてバラ凍結し、サラダやマリネなど使いたい時に必要分だけ取り出せるようにしておくというのは結構便利で時々やっていますが、いかんせん消費量が少ない。
皮も食べるために国産無農薬レモンを農家さんから買う場合、一度に10−20個のレモンが届きますのでスライス凍結だけでは対応し切れません。


塩レモン。
常温保存できますし、ナイスアイデアです。
が、塩レモンは言ってみればモロッコ版梅干しのようなものなので、大量に消費できるものではありません。
我が家には数年前に作った塩レモンがまだ1.5L保存瓶に丸ごと残っています。


そこで昨年(一昨年だったかも?)思いついたのが皮ごとペーストにする方法。

これは最初保存のためではなくて、レモネードやレモンスカッシュにするために考えたやり方でした。
でも余ったものを凍らせておいて、それをドレッシングやマリネに使ったら「アラ?すごく美味しいんだけど」となったのです。
作りたては皮の苦味が強いのですが、一度凍らせると酸味がまろやかになり苦味のかわりに甘味を感じられるようになり、塩を振った肉や魚を焼いたのにそのままつけて食べても良い感じ。


野菜でも果物でも皮(と、そのすぐ内側)に抗酸化物質が多いので、苦味とか渋みを克服する工夫をして食べた方がいいんですよね〜。
ゴミを減らしたいというのもあります。

皮ごとレモンペースト


ヘタと先端のちょっと硬そうなところは切り落としました。
洗ったものを4つ割りにして、種を取り、さらにざく切りにしてフードプロセッサーへ。写真はレモン3個分です。
フードプロセッサーだと滑らかなペーストにはなりませんので、さらにブレンダーに移してペーストにしました。

最初からブレンダーでやれば良いのでは?
ハイ、その通りなのですが、スムージー用のブレンダーだと歯が小さいため、固形のレモンから始めるとすごく時間がかかるんですね。
高機能ブレンダーとかミキサーを持ってる人は最初からそれを使えば良いと思います。

今回はフードプロセッサーのみの荒いペーストと滑らかなのとレモン3個分ずつ作りました。ジップロックに平たく入れて(割って使うので大量に入れない)凍らせます。
荒い方はドレッシングやマリネに、滑らかな方はレモネードやスカッシュ用です。


ブレンダーの歯の周りなどに取り切れず残ったペーストも無駄にしたくないので、水と蜂蜜を入れてシャカシャカ振ってレモネードにしました。

甘酸っぱさに苦味が加わり大人の味


あと2個丸ごとのまま残っていますが、それはこの週末にレモンマフィンかウィークエンドシトロンというケーキに使う予定。
いずれも米粉で作ります。