空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

梅雨はまだ来ない

暑い


暑いですねー ネコもゴロンゴロンです。
梅雨はいったいどこに行ったのでしょうか。
先週の予報ではこの週末から雨マークが出ていたのですが、数日前からそれは後退して、結局来週いっぱいは晴れか曇りマークで降るのは来週末からとなっています。


洗濯物がさっさと乾くのは大変ありがたいのですが、来るものが来ないと農畜産への影響が心配です。

ここ数日、政治資金規制法のニュースばかりで、そんなのどうでも良いよ、、、と思っていたのでまともにニュースを見ていませんでした。
そうしたら沖縄が豪雨で大変なことになっていたのですね。
たまたま目にした映像で、那覇市内の冠水がすごくて驚きました。沖縄にはよく連絡を取り合う後輩や、前職で知り合って仲良くしている同業者など割とたくさんの知人がいるため心配でしたが、連絡したところ皆なんとか大丈夫だそうです。

今年の沖縄は水不足が心配されていたのが、これで一気に解消したなど良い面もあったみたいですが、ヤンバルクイナの巣立ち前の雛やその他野生動物には深刻な影響が出るかもとのこと。
私の好きなケナガネズミという日本最大のネズミは一応樹上生活が主なので木に登って凌いでくれていれば良いのですが、すごくおっとりしているネズミなので逃げ遅れた個体も多いかもしれないと思うと悲しいです。

天災は如何ともし難いし、気候変動に人間の生活がどの程度関与しているのかはっきりは分からないので、どうしようもないことかも知れません。
が、地球上でニンゲンがこれだけのさばってしまったのだから、生物の頂点という自負があるならその叡智とやらを駆使してもう少しやれることがあるだろう、ニンゲンだけでなくたくさんの生き物が過酷になっていく環境を生き延びることができるような知恵を死ぬ気で出したまえよ、と思います。

政治と金?
どうでもいいわ。さっさと終わらせろ、そんなもん。


東南アジア風の何か

急にアドボというフィリピン料理が食べたくなりましたが材料がないのでそれっぽい何かを作りました。
要するに酢をたくさん入れて煮詰めただけですが。
薄切りになっているのは生姜です。

台湾料理研究家のペギー・キュウさんによれば、生姜を使った炒め物をするときは、まず多めの油(ごま油)で生姜をじっくり炒めることがポイントだそう。日本の「まず香味野菜を炒めて香りを出す」レベルではなく、中火でもっと長く炒めよとのこと。
生姜に含まれるジンゲロールという成分を加熱により満遍なくショウガオールに変化させるのに必要と思われます。
ショウガオールは体を内側から温めて代謝を上げますので。


台湾は小さな島国で、中国人と比べると気質も日本人に似ているように思うのですが(日本人より明るいかな)、日本と違って台湾の伝統を大切にしている感じがします。料理も医食同源がよく浸透しているのではないでしょうか。

日本より小さな島なのに他文化の流入を深いところでは容易には許さないというか、かといって頑なに拒んでいる風でもなく、その精神構造は興味深いですね。
少なくとも知人の台湾人は台湾人であることに誇りを持っていて、つまりはそういうことなのだろうとは思いますが。



余談ですが、中国本土からの留学生との会話で、大学近くの中華レストランによく行くというのでよくよく話を聞くとそこは台湾料理屋。
そこで私が「あそこはチャイニーズレストランじゃなくてタイワニーズでしょう?」と言ったら「一緒だよ」と返されました。
その後も多少押し問答をして、いやいや違う国でしょ?と言っても「同じ中国」と言うので、中国本土の教育を見せつけられた気持ちになりました。

私は大昔の中国文明は非常に好きで、日本の戦国時代はさっぱり興味がないのですが三国志水滸伝は好きで、魯迅もいっとき随分読んでいたので、今の中国のありようには本当に残念な気持ちになります。



話がとっ散らかりましたが、暑くなってくると台湾料理のレシピ本を引っ張り出すことが増えます、と言うことです。
終わります。