空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

大河ドラマ 光る君へ(七)~大石静の呪詛~

観ているのですが、感想を書けていません。

なぜならば、毎回「面白い」と「面白い?」の間を行ったり来たりしながら気がつけば終わっていて、そのあとぼんやりしてしまい、ちょっと落ち着こうと思った辺りでアストリッドとラファエル シーズン4が始まるので、それを観てスッキリして寝る、と言うパターンで余韻が残っていないからです。

ちなみに、アストリッドとラファエルはシーズン3が終わりに向かうにつれて二人の関係性が不穏になり、ことある毎にアストリッドからのラファエルへのdisりが目について、この流れが加速したら見ていられないよ、と思っていたのですが、脚本家が変わったのかシーズン4はまともになってました。
安心して観られます。

思えばシーズン3はアストリッドの方もしばしば激情的になったりして、その反動でラファエルイジってんの?と見えるところもあり、ちょっと変でした。



光る君へです。



始めに書きましたように、呆然としながらも観てしまうわけですが、爽快なドラマでは無い。はっきり言って。
そりゃそうですね。藤原北家が前面に出ているのですし。
ネット記事では大層評判が良い平安のF4(なんじゃぁそりゃあ!!←松田優作の声で)も、ちょいちょい聞くに堪えないことを話しています。
また、姫達や女房達の会話も、切り口は違いますが同様に耳を塞ぎたくなるような会話が多い。

それが炸裂していたのが先日放送の第7回。
いや、第6回もなかなか酷かったですが。

装束や建造物や家具を目で追っているうちに不穏な会話が始まるので、会話が終わった頃に「ん?何だろうこの不愉快な感じは?」となります。
これが現代的なドラマだと人物に注目しているので、嫌な台詞には即座にシールドを張り防御(あるいは攻撃)の態勢が取れるのですが、光る君へはぼーっとしているうちにぬるっと入ってくる。これが困る。


しかし私は先日の第7回を観ていて思いました。
これは大石静氏の呪詛ではないの?と。


1000年以上前からお前ら何も変わってない
延々他人を値踏みするようなことばかりやっている
人間ではなくてモノとして扱っている
関係性を自分に都合の良い角度からしか観ることが出来ない生き物なんだよ、日本人は
性根が腐っているんだよ
何せ平安からこうなんだから
変われるものなら変わってみな!



って言われてるのかなーって思いました。

みやび~~~☆なーんて喜んでいないで、反省と改革が必要です。


すがすがしく生きよう、自分だけでも