空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

ようやく心を開いてきたQちゃん

Qちゃんは決して乱暴モノではありません。
むしろ大人しいかも知れない。

嫌なことをされても(Qちゃんはブラッシングが大嫌い)、身体を「ギュッ」として小さな声で「ウ~」と抗議するだけで、噛みついたりひっかいたりはしません。
しかしそれゆえに溜め込みやすい性格といえるかも知れません。

内心色々思うところがあるQちゃん(奥)
Qちゃんは去年の6月下旬に我が家にやってきました。 特に怯えることも無く、また我が家は食事が美味しいため、そのこと自体は喜んでいたと思いますが、どうも意思疎通が出来ていない、私のことは好きではないようだと感じていました。 預けられていた施設が酷いところだし、その前のオーナーさんもまともならそんな施設には預けないでしょうから、ニンゲンに強い不信感を持っていても当然ですから、仲良くなれなくても仕方ないと思っていたのですけど。 さらに、Qちゃんはネコには珍しくトイレが凄く下手。 下手というか、ちょっとでも気に入らないと(つまり他のネコの臭いがするとか)トイレでは無い場所に排尿してしまう。 Qちゃん専用トイレを用意していても、先住ネコズも自分の臭いを付けるためにわざと別のコのトイレを使ったりします。 それで、帰宅すると部屋のとんでもないところに水たまり(尿です)が出来ていたり、気がついたらカーテンがびしょ濡れになっていたりといったことが何度もありました。 基本的には「困ったな~」と思いながら掃除をするのですが、粗相が1日1回どころか3回4回となるとイライラして怒ってしまったこともあります。 その時に普段はおっとりしているQちゃんが怖いっと言う感じで走って逃げたことがあり、それを見て「このコはこうして怒られて生きてきたのかも」と思いました。 それで反省したわけです。 我が家に来たからにはもう何をしても怒られない、安心した生活を送らせないと、と。 とは言え、粗相の回数が減らず、場所も定まらずでは私の平常心が保てない時もあるでしょうから、まずQちゃんの生活エリアを制限し寝室には自由に立ち入れないように、さらにQちゃんは使えるけど他のネコ達にはトイレと認識出来ないトイレを作りました。 なんてことは無い、猫砂を使わず囲いの中にペットシーツを敷いただけの代物ですが、これが意外と良くて粗相が減りました。 糖尿病で尿量が多いので、ペットシーツの消費がものすごいですが、床掃除をすることに比べればなんてことはありません。 たまの粗相時も、私が黙々と床を拭いているのをQちゃんは離れたところから「じぃ~」っと見ていて、掃除を終えた私が近寄ると下を向いてジッとしているのを頭を撫でたり抱きしめたりして「怒ってないよ~困ってるけど~~笑」と繰り返していました。 そんなこんなで過ごしておりましたら、11月頃からでしょうか。Qちゃんの態度が変わってきました。 夕食後、一眠りをした後など、ダイニングテーブルで読書している私の足下にちょこんと座っていたり、抱き上げて膝に乗せるとそのまま眠ってしまったり、もしかしてちょっとは心を開いてくれているのかなぁ?ということが増えてきました。
お膝に乗りたい気分、、、かもしれニャイ
抱っこも悪くニャイかも。。。
ひとりで寝るのも好きだけど
こうしていると遠いむかしの子猫だったころを思い出すニャン
穏やかな毎日です
私としては、Qちゃんが心安らかに日々を過ごしてくれれば、私と仲良くなってもならなくてもどちらでも良い(強制出来ることでは無いので)ですが、愛情を感じている存在とふれあうとオキシトシン(俗に言う幸せホルモン)が出るので、私とくっついていて幸せホルモンが出るなら喜ばしいことです。 悲惨なことやままならないことばかりの世の中ですが、せめて一緒に暮らすことになった彼らの幸せくらい守りたいものです。
宇宙船で惑星ドウブツビョウインに出発!