空飛びラボ日記 Ver.2

研究する人生

ネコの手作りご飯 ポイントまとめ

先行ポストを元に作ってみたいという方がいらっしゃいましたので、ポイントを追記します。

soratobi-neko.hatenablog.com


本も色々出ていますので、それを参考にするのももちろんお勧めです。
私も2冊購入し、それを元に自分なりに工夫して今のレシピを考案しました。


丸ごとネズミご飯
(注 お分かりかと思いますがネズミは入っていません!)

素材に関するポイント

1.動物性タンパク質(肉魚):内臓(レバーまたは心臓):野菜:穀類=7:1.5:1:0.5

あくまで目安だが、野菜や穀類を半分とかにはしない。
穀類はペーストにしたときになめらかになるので無くても良いですが入れることをお勧めする。

2.動物性タンパク質のメインは鶏胸肉(皮は取る)

豚や牛でも良いですが、やっぱり猫は鶏肉が好きなコが多い。もちろんコスト的にも鶏肉がお勧め。

3.鶏胸肉だけでも良いが、何か魚を入れたほうが栄養バランス的には良い。

一度にある程度まとめて作って冷凍保存するので、青魚だと食味が落ちやすくおススメしない。
私のお勧めは栄養素的にもタラ(塩をしていないものを皮ごと使う)。価格を気にしなければ穴子も良い。

鮭が好きな猫も多いが、鮭はこのご飯には使わず単独で少量の水で蒸し煮にして、煮汁ごとペーストにしたものを作っておくと便利。


4.内臓は必須ではないが、入れたほうが栄養価は高くなる。

鶏レバー、鶏ハツ、豚レバーなどなんでも良い。
鶏レバーはペーストとは別に、蒸し煮にして冷ましたものを角切りにして冷凍したものを作っておくと、トッピングに便利。
喜びます。


5.野菜は食物繊維をとるためだから割と何でも良いが、ブロッコリーとにんじんが一番無難。カボチャも良い(カボチャを使う場合は澱粉を含むので穀類は省略しても良い)
きのこ類(干し椎茸がベスト)を少量入れる.

当然、ネギ類は禁忌。
小松菜なども入れて毒ではないが、あまり青臭さが出ると食べない。


6.穀類は麦にこだわる必要はなく、米(ご飯)で良い。

我が家で使っているのはバーリーマックスという血糖値が上がりにくい澱粉を多く含んだ大麦で、糖尿病の猫が居るためこれを使っています(私が元々バーリーマックスを食べていたので家にあるから使っているということもある)。


7. その他

美味しいものがあれば(冷凍グリーンピースでも良いが品質が良いものを)、グリーンピースを少量加えると喜ぶコがいる。
ネコは甘味がわからないと言われているけど、豆やかぼちゃのペーストが好きな猫が一定数いる。

ブルーベリーを少量入れても良い。


作り方のポイント

1.野菜は刻むか擦り下ろす。
2.肉、魚、内臓は小さめの角切りにする。
3.野菜と穀類を煮込む。
4.肉、魚、内臓を入れるが、このときに酢を少量(作る分量によるが大さじ1/2-1)入れると良い。
5.グリーンピースやブルーベリーも肉と一緒に入れる。
6.肉類に完全に火が通るまで煮込む.
この時、具材が煮汁に完全に沈んでいるようなら水が多すぎる。出来上がり時の水分が具材の1/3-1/2程度がペーストにしたときにちょうど良いのでは無いかと思うが、固すぎれば給餌の際に水で緩めても良いので、まずは作ってみましょう。
7.ミキサー、フードプロセッサー、ハンディーブレンダーなどでなめらかなペースト状にする.
8.熱いうちに小分けにして冷まし、冷凍保存する.



参考までに我が家で一度に作る分量を書いておきます.
これでジップロックコンテナーの一番小さいサイズ8個分くらいでしょうか.

鶏胸肉 2枚
生たら切り身 3切れ
レバー 100−200g
ブロッコリー(房部分のみ) 3−4個
人参(皮付きで使用) 小1本
干し椎茸 3個くらい(戻さず包丁などで細かくする)
バーリーマックス(あらかじめ茹でたもの) 大2−3
グリーンピース(冷凍品) 大2
ブルーベリー(冷凍品) 大2